2015年4月11日土曜日

他人の目を通して見る

 今回は久しぶりにDMPauperじゃない記事です。DMPauperを期待していた人は残念だったな!クソみたいな長文読んでうんざりして去りな!

 最近、デッキレシピを公開する際にはデッキを広げて写真を撮ってその写真をツイッターにあげるという手法がよく用いられていますね。何のプレイヤーが始めたかはわかりませんが、私はこのやり方見えにくくてすごい嫌いです。DMには向いていないんじゃないでしょうか。
 こんな愚痴はどうでもよくて何が言いたいかというと、説明のないデッキレシピが広められる傾向が強くなったと言えます。これはどういうことかというとデッキレシピのみで製作者の意図を読み取れない人はどんどん取り残されるということです。
 私の事を昔から知っている人は「ああ、あの話か」って思うかもしれません。そう、その話です。

 まず、重要なのは参考にするデッキの選択です。時間をかけて読み取るうえでおすすめは大きめの大会で優勝したデッキです。ここで間違えないで欲しいのは私は強いデッキのみを参考にしろと言っていないことです。vaultの最新20件くらいは見るくらいの心の余裕がほしいところです。ただ、私が最近公開したわけわからんようなデッキに皆さんの貴重な時間をたくさん使うのはもったいないように時間をかけて読み取るべきでないデッキがあることも事実です。
 時間をかけて作られたデッキは時間をかけて読み取り、サッと作ったデッキはサッと読み取るのが重要です。そういう意味では大きな大会で勝ち抜いたデッキは時間をかけて作られているはずなので時間をかける意味はあると思います。
 優勝デッキを読み取る方法に話を移していきます。まず、デッキをどう使うかです。絶対にやっちゃいけないのは、最初からデッキレシピをいじることです。最初は必ず元のデッキレシピのまま使ってください。これは、優勝するようなデッキはデッキの1枚1枚までこだわっている可能性が高いからです。
 次に、どんなデッキと戦うかです。優勝しているデッキですから友人と戦っても、vaultの対戦ルームで戦ってもまあまあ強いはずです。しかし、優勝するほどに、予選を勝ち抜きトーナメントですべて勝つほどに、強いと必ずしも感じられないかもしれません。
 この理由として、製作者ほど扱い慣れていないというのはもちろんあると思いますが、すでに環境が変わってしまっている可能性が高いです。大きな大会で優勝したデッキとあれば、みんながそのデッキを使いたがります。そのデッキに勝ちにくいデッキは減ります。そのデッキに勝てるように対策カードを入れます。
 わかりにくいと思うので、大きな大会でヘブンズが優勝したと想定します。当然、ヘブンズの利用者は増えます。ヘブンズ踏んだら終わりのビートダウンが減ります。ヘブンズに勝ちたいモルトはエンターテイナーを採用するようになります。これによりヘブンズが勝ちにくい環境に変わっていきます。
 優勝デッキの本当の強さを知るためには当時の環境を想定する必要があります。簡単な方法としては準優勝、ベスト4、ベスト8あたりのデッキを調べることです。最近では主催者がベスト4、ベスト8くらいまでは公開してくれることも結構あります。DMのアカシックレコードを見るという手もあります。もっと情報がほしいならCSの大会名でツイッターで検索するのも必要となるかもしれません。これらのデッキとはかなりいい勝負ができるはずです。あまり勝てないデッキがあるときは、プレイングを変えてみるというのも大切です。私はプレイングがあれなのであんまり言えませんが、よく言われていることとしては最序盤のプレイングです。
 2ターン目にゴーストタッチやアシダゲはプレイすべきなのか。それは先攻後攻でどう変わるのか。このあたりを意識してみるとまた違った見方ができるかもしれません。
 本当に勝てないデッキは、トーナメントの違う山でたまたま負けてくれたとか相手のひどい事故やミスによって勝ちを拾えたとかあるかもしれません。そのへんの見極めも必要です。

 さて、これまでは強いデッキの読み取り方を説明してきましたが、それ以外のデッキの読み取り方を紹介します。とは言ってもそんな真剣にやる必要はありません。対戦相手を待っている時間の暇つぶし程度で十分です。
 vaultに公開されているデッキを読み取るコツは冷やかし半分で見ることです。本気で相手をばかにすると頭に何も入ってこなくなるから最低限の敬意は必要ですが、面白い工夫、面白い動き、面白い使い方、面白いフィニッシュ方法のあるデッキにはそうそう出会えません。宝探しぐらいの感覚でいいんじゃないでしょうか。でも、20件も見ればなんか閃くこともあるかもしれませんよ。


 異論反論あると思いますが、よければコメントお願いします。ツイッターで晒しあげみたいなことはやめてね。

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